保有設備情報

情報提供

環境技研通信
法改正等の環境に関するお役立ち情報を中心に、年6回程度発行しています。
法改正、新適用基準のお知らせ
新たに適用となる基準値などの情報を掲載しています。
規制基準値
よく使用する規制値を掲載しています。
弊社発行の規格基準集も公開しています。
試料の取り扱い方
分析試料の必要量や採取、保存、輸送方法などをご説明しています。
メールマガジン
環境関連の情報や法令等の制定・改正情報など役立つ情報をメールマガジンとして月に2回配信しています。

インフォ終わり


  • 最新技術情報
  • 設備情報
  • お問い合わせ

顕微レーザーラマン分光装置(RSS)

1ミクロンサイズの分析ができる微小構造解析装置です

はじめに
微小異物の解析に現在最も汎用的に使用されている分析装置は、フーリエ変換赤外顕微分光装置(FT-IR)ですが、その最小分析径は10ミクロン程度です。また、FT-IRでは試料のサンプリングや薄片化などの前処理が必要となるため、現実的には30~50ミクロン程度の大きさが、異物分析の限界です。顕微レーザーラマン分光装置は、FT-IRと同様に異物の同定や物質の構造解析をする装置でありながら、最小分析径は1ミクロンです。FT-IRに比べ、より小さな異物の分析が可能であり、試料の薄片化などの前処理も必要ないため、非破壊での分析が可能です。また、FT-IRでは難しい無機化合物の分析が可能であり、物質の同定をはじめ、結晶形や6価クロム、3価クロムなどの価数の違いなども容易に判別することができます。こうした利点から、顕微レーザーラマン分光装置は、優れた微小構造解析装置として様々な分野で用いられています。

顕微レーザーラマン分光装置の原理
物質に単一の振動数をもつレーザー光を照射し、入射方向と異なる方向に散乱されてくる光を分光器を通して観測すると2種類の光が観測されます。一方は入射光と同じ振動数の光で、これをレーリー散乱と呼びます。もう一方の光は入射光と異なる振動数の光で、これをラマン散乱と呼びます。このラマン散乱光は分子・結晶の振動モードにより固有であることから、これを分光器によって調べることにより、分子構造や結晶構造情報を得ることができます。この分析法が顕微鏡と融合し、極めて局所的な部分の成分分析や結晶状態などを知ることができるようになったものが、顕微レーザーラマン分光装置です。顕微レーザーラマン分光装置の構成図を図1に示します。装置は固体レーザー光源(波長532nm及び785nmのレーザーを搭載)、顕微鏡、高性能レーリー散乱光除去フィルタ、分光器、高感度CCD検出器で構成されています。試料室は広範囲なサンプル形状に対応可能な大型試料室を採用しており、自動ステージによるXYZマッピング測定に対応できるようになっています。


 
 
RSS-1.jpg
ブルカー・オプティクス  SENTERRATM
 
【 特 徴 】
◆応用範囲が広く、製剤の品質管理及び評価、カーボン材料の評価、セラミックス材料の評価、有機物、高分子材料の分析、微小異物分析、触媒・吸着種の分析、生体試料の構造解析などに利用されています。
◆最小分析径は1ミクロンです。
◆ガラス中や高分子膜中の異物が非破壊で分析できます。
◆表面及び内部の多層高分子膜を自動分析できます。
◆無機化合物及び有機化合物や結晶多形の分布状態(マッピング)分析ができ、その存在比率も求めることができます。
 
RSS-2.jpg
図1 顕微レーザーラマン構成図
 

 


ページトップへ